秋口頃からまた本を読むのにハマりまして
色々読んでいるところなのですが
最近のブームは「伊坂幸太郎」さん。
特に意味は無いのですが、
伊坂幸太郎さんや村上春樹さん、東野圭吾さんの小説は
今まで読もうと思ったことも無かったのです。
こんなに有名で人気なのに何故だ、と自分でも思いますが(笑)
本屋さんの新作コーナーで何気なく手に取ったのが
伊坂幸太郎さんの本だったので良い機会だし買ってみました。

そして、見事にハマりました。笑
登場人物それぞれの視点でストーリーが展開されていき、
最後にガッと伏線が回収されていく
なんとも気持ちの良い構成です。
それがいわゆる「伊坂ワールド」でしょうか。
めっちゃ面白いじゃないか・・・
最近読み終えたのが、

「グラスホッパー」と、
その続編とされる

「マリアビートル」
どちらも殺し屋たちの話で、
驚くほどいろんな人たちが死んでいきます。
グラスホッパーは最後の最後でゾッとするような締めくくりで
本当に鳥肌が立ちました。
(怖いわけではないですよ!!)
“幻覚”がキーワードになる話で、
最後に曖昧に繋がるような感覚でした。
判断は読者に任せるような書き方ではありますし
真相が気になるという点では少しモヤっとします。
が、マリアビートルのほうで曖昧だった点が繋がる描写もありました。
グラスホッパーの登場人物がマリアビートルの作品内で
過去を振り返るようなシーンが何度か出てきます。
続編とはいえ主な話は全く別でありながら、
背景で前作との繋がりが時々見え隠れして
それがまた面白く感じるポイントでした。
つい先日モダンタイムスを読み終えましたが
これもまた物騒なお話でして・・・
結末はそれほど衝撃的ではなかったものの、
題材が“ネット情報”という身近なものだけあって
結末へ向かっていくまでの間が非常に怖いです。
今やネットって便利で当たり前に使っていますが、
便利になればなるほど犯罪も悪質化していきますよね。
いつどこで自分の情報が漏れているのか、
いつどこで犯罪に巻き込まれるのか。
この内容ほど巧妙で悪質なものは実際あるかはわかりませんが、
ネットシステムって怖いんだなあと感じます。
連日報道されている凶悪犯罪もネット絡みですしね・・・
本を読んでると想像力が豊かになってくるので
怖いことばっかり考えてしまいます。
ああ怖いっ