たまには昔のDVDを見ようと、
ごそごそ納戸を漁って見つけた一品


影武者 黒澤明監督作品です。
買ったのは11年前の21歳の時でした。
当時どうして買ったのか覚えています。
『世界のクロサー!うぇ〜ぇ〜ぃ

俺カッコいい

』 です。
なんで時々、安っぽいセットだったりや嘘くさい演技をするのか、不思議な映画でした。
そして、
昨晩、30代の気持ちで見てみると
あらら
黒澤レッドに照らされた武士達の姿が胸に染みわたりました。、
覚悟した下賎の盗人が、一国を治めてきた男の影武者を演じようとしたが
確かに器用に振舞うのだが、
人間の弱さ、優しさ、自我が、
他を圧倒的に凌駕して死んだ男を演じきるには、大きすぎた。
部下達にとっても、死んだ男を人生の全てを使って仕えてきた為に
突然の空白に戸惑い、
遺言を守る事で思考が停止しながらも、自分達の家を守ろうとする、
これぞっ
the武士

仲代達矢は本当に素敵。目がチャームです。
どの映画でも目が引き込まれる。
所々に現れる、
現実とは違う舞台、人物配置、色、大げさな演技
これこそ映画なのだ、演じる事なのだ、と見せ付けられました。
現実的なキレイな映像だけなら、役者が演じる意味が無い。
ここが舞台なのだ、
リアルな感情を視覚聴覚で伝えるのが映画で
リアル映像を求める必要なんか無かったんですね。
いやぁ映画って、年代で感じ方が変わるから面白い。


スタンドバイミーなんて、小さい頃はドキドキわくわくして
日曜洋画劇場で何度も見たのに、
いまじゃ、、、アタイは汚れちまったのさ。
最近放送されないねぇぇ